2013年4月1日
日本組織内司法書士協会
発起人代表 堀江泰夫
早川将和
日本組織内司法書士協会設立趣意
我々のような組織に所属する司法書士は、現在のところ、あくまで「兼業」として認められているにすぎず、司法書士が司法書士として組織に属することは、基本的に認められていません。
しかし、昨今その重要性が叫ばれるコンプライアンスや、複雑化する企業法務を適切に推進するにあたり、基本法を熟知した司法書士が組織に所属することには、大きな意義があります。また、登録をした司法書士は、日司連や所属単位会による継続的な専門研修を受けられるほか、同業を含んだ士業との交流など、所属する組織にも有用な制度や様々な利点があり、これはすなわち、司法書士制度をより社会的に意義のあるものにしていくことにほかなりません。過払いバブルといわれた時代が終了し、登記件数の減少が続くなかで、司法書士の社会的な価値を再認識し、活躍の機会を拡大することは、司法書士合格者に対する新たな選択肢を提供することにもなります。
これらのことから、我々は組織に所属する司法書士(組織内司法書士)を制度として認めていく意義は非常に大きなものがあると考え、この度、組織内司法書士の制度化を目的とする団体として、日本組織内司法書士協会を設立することといたしました。
以 上